■ 上十川鹿獅子踊と下賀老獅子舞の関係調査
黒石市上十川地区振興協議会(村上春美会長)が2日、北海道蘭越町で上十川鹿獅子踊と同町に伝わる下賀老獅子舞の関係視察調査を行った。お互いの演舞披露などを通し、今後も一緒になって調査を継続することを確認した。
下賀老獅子舞は大正3年、上十川から移住した花田長七によって伝えられたといわれる。同10年には、地元青年が保存会を結成。戦時中一時中断したものの、昭和20年9月に再編成し、現在にいたる。お祝い事やお祭り、芸能発表会などで演じられるという。
上十川地区が本年度、県の地域づくり推進ソフト事業の指定を受け、歴史・伝統文化の調査を行うことになった。調査結果を冊子として編集するため、蘭越町で視察調査を行った。
上十川鹿獅子踊愛好会の関係者によると、下賀老獅子舞は、長年にわたる継承で「獅子舞にストーリーはあるが、物語味がなくなっている。踊りの振り付けやはやしもかなり違う」という。また、今回の調査で、同町の獅子舞が道内の中富良野町に伝えられていることもわかった。
上十川側から「本来の踊り」が収められているビデオが贈呈され、今後、一緒になって調査を継続することを確認した。
■ 11日付の主な掲載記事
□ 南黒地区芸能発表会/藤崎町
□ チャリティー慰安会/尾上町商工会
□ グリーンツーリズム体験会/黒石市
□ 浪岡演劇研究会公演
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